人が30歳まで健康に成長する確率
98.8% ...らしい。
これを見てどう感じるだろうか?
センセーの感覚よりかなり高い。 自分も気づけばアラサーまでそれなりに生きてきた。
これまで友達のおばちゃんに車にひかれたり、ヘタしたら死んでた経験は何度かしてきたが、とりあえずは健康だ。(全然関係ないけど30くらいになるとみんな瀕死体験何回かしてるよね)
けど周りの友達の中には結構なくなっている人もいて、もっとアラサーになれる確率は低いような気がしていた。
6434
こんなことを調べたのは最近NHKが、淡路大震災から20年という番組をよくやっているからだ。 そこでよく出てくる数字が6434人
約6000人があの地震で亡くなったらしい。
その番組を見ていたらTくんのことを思い出した。阪神淡路大震災のとき自分は学生で震源からも遠いこともあり、あまり印象に残っていない。確かにテレビで悲惨な状況が伝えられ、大変だとは感じていた。
けれどやっぱりそれはテレビの向こう側の話であって、実感としてなかった。だからセンセーのなかでは阪神淡路大震災といえば悲惨というよりかは、Tくんとの出会いというイメージが強いのだ。
Tくんは震災時、兵庫に住んでいて被災し、親戚のいる我が県に転向してきた子だ。
家が近いこと、Tくんが明るい性格で根暗っ子だった自分にもガンガン接してくれたおかげなどもあってとても仲良くなった。何年かするとまた引っ越ししていったがどこかで彼がアラサーになっている確率が98.8%だと考えると、なんかホッとした。
不意な地震があっても生まれた人の98.8%はアラサーになれるのだ。
年間3万人
こういう数字を見た時、自分がいつも比較するのが日本の年間自殺者約3万人だ。
Tくんと出会うことになった、テレビであの悲惨な現場が映しだされていた、これからも絶対忘れてはいけないあの淡路大震災で亡くなった人が約6千人。
さらにそれよりひどかった戦後最大の東北大震災で震災による死者・行方不明者は18,483人(2014年現在)。
大体約1万8千人が東北大震災でなくなっている。
阪神淡路大震災の3倍もの人が東北大震災で命を落としたが、
毎年自らの手で自分を殺している人が、阪神淡路大震災の5倍のいる。
東北大震災の津波が千年に一度の規模と言われているが、その2倍近くが毎年
毎年
自殺している。
自分たちの周りでは毎年千年に一度クラスの見えない津波が2回起こっている。
数字だけで考え出すといろいろ訳が解んなくなって、アラサーになった今でも不安で、夜のふとんのなかでビクビクしてしまうんだけれど、
Tくんと一緒にやったへび花火のしょうもないことを思い出すとなんとか明日のために1時までには寝れたりしているセンセーです。
ちなみに30歳まで生きた人の内、80歳まで生きられる男性は59.6%だって
*1:厚生労働省の第21回完全生命表(2012年公表)を元にして、 生存数の割り算で計算している