アラサーだってさー

教育関係のお仕事をしているアラサーだってさー

センター試験会場前は塾と学校の確執が顕在化する場所である

3年生の皆さん、センター試験お疲れ様でした。

毎年この日はとても寒いですね。 応援に行っている塾や学校の先生、保護者の人にとっては本当にツラいと思います。

 

 

自分も3年生の担当になった時は応援するために会場前で立っていました。

ここでいつも感じるのが塾の先生と学校の先生の確執です。今の仕組みでは塾と学校はともに必要で、うまく共存していくことが大切だと思いますが、そう思っている先生ばかりではありません。

自分は先生側の人間なので、塾の先生側がどのように感じているのかは想像するしかありません。

ここでは先生側の動きを書いていきたいと思います。

 

職員室でいろんな先生が話しているのをきいたりしますが、先生にもいろんな先生がいます。”声が大きい”先生はだいたい塾に対していいように思っていません。どこどこの塾の指導のせいであの生徒は追い詰められてダメにしてしまったとかいっているのを聴いたことがあります。ほかにもやはり受験のデータなどに関しては学校は塾に頼っているところがあります。今日終わったセンター試験の合格判定などは塾のデータがないとあれほど正確なものはできません。なので当然データの提供や、模試での協力などで一緒に仕事をすることがあるのですが、○日までに模試を送ってくださいとかこれこれしてくださいと塾側から学校側に依頼される。

 

これが声が大きい先生にとっては気に入らないようです。やはり学校の先生にとっては、子どもの教育は学校での教育が中心で、塾はそのおまけだという捉え方です。もっとひどい考え方をもっている人もおり、塾は学校の仕事の隙間をついた部分を商売しているといっているのもきいたことがあります。

全員の先生がそのような考え方をもっているとは限りませんが、何しろそういう先生は声が大きいので、職員室にいるとよく聞こえてきます。

 

 

それが直接的に見える場がセンター試験会場前の生徒応援の場です。

塾の先生や、学校の先生が同時に同じ場にいるという珍しい場で、生徒が会場に入ろうとするときだいたいは学校の先生と塾の先生に声をかけられ、チョコを貰い入っていきます。

そのときに塾の先生に激励をもらっている時でも、学校の先生はそこにガンガン入っていって、自分たちの方に生徒を引き寄せます。

 

先生は○○だ。というように、世間では言い切りたがる傾向を持つと思います。

しかし、先生ほどいろんなバックボーンを持った人、いろんな考えを持った人が集まっているところはないと思います。

大企業ならばおそらく大半が有名大学から来ている人ばかりになると思いますが、学校では教育学部で学んだ人以外にも大学院を出た人も、ひたすらスポーツをしてきた人もいます。

 

 

「はずれ先生」にあたったとき読む本