ICT講習うわのそらで授業の形を考える。
ICT講習会を受けたよ。
教室に電子黒板が導入されるらしく、それの使い方や授業での活かし方などの講習会を受けてきた。
電子黒板とは、ホワイトボードプラスプロジェクターが合体したようなものでプロジェクターで写した部分を専用タッチペンで書き込みができたりするものらしい。
使い方を業者の人から説明受けたけどちょっと使いにくそうという感じを受けた。周りの先生の反応も微妙だったように感じた。プロジェクターは映像が出るまで時間がかかるのが一番使いにくい点だと思う。
それはさておき、教育現場にICT機器をという動きはゆっくりだが確実に進んでいる。特に最近windowsXPのサポートが切れるということがあり一気にPCが入れ替わっている。それとともにタブレットが数台入ったり上で言ったような電子黒板など変わり種のものも入ってきているようだ。
そして、それらをなんとか取り入れようと現場の先生たちは頑張ったり頑張らなかったりするわけだけど、年齢が上の先生に結構多い考え方として、 いい先生はチョーク一本で授業ができるという考え方がうっすらとある。 わかりやすい板書、興味を引くトーク、余計な道具に頼っているうちはまだまだ未熟だという考え方だ。
だから頭の固い老害はだめなんだってセンセーいうつもりはない。
たしかに、いろんな道具を使うと生徒の集中するものが散らばっている気がする。映像を見せる時もどうしても接続の時間がかかってしまう。 いくら万全に準備をしていても、電源を入れるのに時間がかかってしまう。コードをつなぐのに時間がかかる。 ほんの一瞬だけどやはり生徒の集中が途切れているのを感じる。 授業に教具を取り入れる場合、説明からのなめらかな接続は大切なことの一つだ。
いろんな授業の形
で、講習中いろんなことを考えていた。ICTを導入するのも、教材を授業に組み込むのもできるだけ良い授業にしようとしてのことだけれど、いまの学校の授業の形が本当にベストな形なのかということをすごい考えていた。
黒板とチョークを使って先生が解説をし、生徒がノートを取るのが一番多く取られている方法だけれども、なんかもっと印象に残る授業はできないものだろうか。
そこで、学校以外まで目を向けると本当にいろいろな授業の形があることに驚く
受験に特化した演習問題を解かして解説をしていく形や、パワーポイントを利用した大学の講義のような形、映像中心のサテライトなどは部活で忙しい現役高校生に人気で、先生1対生徒1の個別指導に通っている生徒も多い。
小学生の先生は結構いろいろためされているようで、パペットで授業を進めていく人授業も見せてもらったことがあり面白かった。それぞれの強みがあって、それぞれ需要がある。
学校の良さとは?
じゃあ、学校の授業の良さ・強いところ・他とは違うところはなんだろう?センセーは学校という、いろいろある中の一つの場所でどういうような授業を目指していけばいいのだろう。
学校の授業において他とは違うところは
生徒が生活している時間が長い。
リアルタイムで面と向かって人が教える。
授業に対するモチベーションが低い生徒の割合が多い。
ではないかと思う。
ベストな学校の授業の形とは
結構楽しみながらいろいろな授業の形を試してきた。
効果音を使う。 フリップボードを使う。 パワーポイントを使う。 実物をもってくる。 実際に作る。 コスプレする。 けっこうこれらを自分でも楽しみながらしてきた。結局自分は教えることが好きなのだろう。書きながらしみじみ
いろいろやってきて一番感じたことは、結局生徒(人)は飽きるということだ。素晴らしい凝ったパワーポイントも3回めの授業では飽きてみんな寝てしまうし、コスプレのようにインパクトで攻めたとしても一ヶ月も持たなかった。
とにかく飽きるスピードが半端ない。
いい授業の形を探りながら試し続けていくことが先生にも生徒にもいい気がする。
いろんな授業の形の引き出しをもった先生になりたいな。 理解しやすさもとても大切だけど、やっぱり先生が授業で一番戦わないといけないのは、生徒の眠気なのかな。