アラサーだってさー

教育関係のお仕事をしているアラサーだってさー

授業中の辞書は電子辞書じゃなくてスマホが本当は合理的だよね

ICTを活用した授業に注目が集まってるけど、まさに絶好の道具である携帯電話が授業で活用されないのはやっぱり不自然ではないのか。

 

 

現在では情報化社会という言葉自体が古臭く感じるくらいパソコンやインターネットは世の中に広がっている。学校現場では、2003年から「情報」という授業が行われている。国語や数学と同じように「情報」という授業があるのだ。

「情報」という授業以外にも一時期流行ったのが調べ学習といって、何かをインターネットで調べ、まとめるという時間がいろんな科目で行われた。そんな授業の時はわざわざPC室に移動して授業が行われた。 そしてまだまだパソコンが高くて一人1台もPCが設置されていなくて、2人1組などで利用していた。

 

そのときの状況と今とは全く違う状態で、今はほとんどの生徒が携帯電話を持っている時代だ。

平均利用時間は約107分((政府統計

http://www8.cao.go.jp/youth/youth-harm/chousa/h25/net-jittai/pdf/kekka.pdf

 

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 このような状況は本当に情報機器を授業に取り入れる気があれば、素晴らしい状況であるだろう。ICTを利用した授業がバンバン進められていく環境はバッチリ整っているといえる。なにしろ、すべての生徒がインターネットに接続できる環境を一人ひとり持っているのだ。授業でわからないところ、興味があるところはすぐ自分で調べることができる。

だが、実際はというと、難しい状況である。わからないところは調べることができないし、英単語は辞書で調べるという制限がある。学校では授業中携帯電話を使用することが禁止されている。

 

 

本当に授業にICTなどを取り入れていく気があるならば、生徒にも身近である携帯電話を利用させるのが一番いいはずである。しかし、むしろ普通の学校では構内では携帯電話の使用は禁止されている。 もちろん授業中に携帯ゲームで遊ぶ恐れがあることを考えると禁止にせざるをえないこともわかるが、全く授業に取り入れず全面的にその存在を無視することも異常な気がする。

 

英語の授業でも少し前まではどの先生も紙の辞書を使うことを勧めており、電子辞書はあまり良くないというような雰囲気があったが、いまは全くそのような風潮はなくなっている。電子辞書を持っていることが当たり前で、紙の辞書の良さを強調するような先生も減ってきた。みんな電子辞書というものに慣れてきたのだ。

 
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 電子辞書もわざわざ何万も出させて買わせるよりはみんな持っている携帯電話で英辞朗利用したほうが情報量も断然いい。遊びに使えてしまうという問題点がまだ解消されていないため、授業で使われていないが、きっとこのさき携帯電話を授業中に普通に使って勉強するような日が来るだろう。

 

合理的なのに愚かな戦略

 

 

 

 

 

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