長年講師をやっている人が教師正採用に備えて注意したい点
とにかく採用前は提出書類がたくさん
何回も教員採用試験を受け続け、今年やっと試験に合格した。
来年から1年目としてやっていくための事務手続きを少しづつやっている。講師時代に出していた様々な書類ももう一回出し直さないといけない。
免許証の場所どこだったっけ? 少し前に免許証のコピーを偽造して免許ないままで教師の仕事をしていた人が発覚した関係で、コピーだけでなく本物の免許証も持っていかないといけないみたいだ。
それだけではなく、履歴書みたいなものも書き直さないといけないし、住宅補助をもらうためもう一回様々な書類を役所に取りに行き、給料を入れてもらう銀行へ確認の印鑑を貰いに行かないといけない。
必要となる書類の中で、これまでの履歴を書かないといけない物があった。
ちなみに、教師の給料は勤務年数が長いほど大きくなる。
では、アラサーまで講師をしていた人は、新卒で採用された人と同じ給料になるのかといえば実はそうではない。
講師を3年続けて4年目で正採用になった人は、正採用4年目の人と同じ給料になる。
一般企業に一旦入って教師かとも考えたが、この制度があるので不安定な講師という食を選び頑張ってきた。
季節外れの大掃除
いろいろな書類を用意するために書類を揃えているが、履歴書の講師経験を証明するための『辞令書』を提出しないといけない。講師という仕事は何度も言うが不安定だ。
産休をとった先生がいれば、その場所を埋めるために飛ばされるし、前任者が病気で休暇をとった場合、そこに飛ばされる。
運が悪ければ、毎年転勤なんてことがある。そのたびに辞令書をもらうことになるが、これを残しておかないといけない。
センセーが季節外れの大掃除をしているのはそのせいだ。初めて勤務した学校の辞令書が見当たらない。2年目以降のものは見つかったがどうしても1年目がないのだ。
教師という仕事は他の仕事に比べて、たくさんの書類を扱う。授業で使用するプリントもそうだし、成績関連、職員会議で配られる書類。運動会の進行の書類。
ほぼ内容は毎年同じだが、転勤の先生がかならず何人かいて、メンバーが去年と変わっているので同じ書類でも必ず配られる。
いかに必要のなくなった書類を捨てていけるかが、整理の出来る先生になれるかどうかを分けると思う。
探しものはなんですか〜
ガイナックスとか知らなかったけど、リアルタイムで見てたー
そんなこと言っている場合ではない。
辞令書がないのだ。
本棚を片っ端から調べていく。
自分は大学での研究室で叩きこまれたこともあって、必ずどんな小さいことでもノートにとっている。講師になってからの仕事でもこの習慣を続けており結構話がこじれた時に役に立っている。
そのノートを残してあって、辞令書を探しながら懐かしくてついつい読んでしまった。
結構、そのときそのときで文字が違っていて面白い。
誰も読まないと思って好き勝手書いていて、愚痴ノートのような日記のようなものになっている。その時の気持ちがダイレクトに思い出されてきて思わず読み込む。
保護者対応で理不尽なことを言われてかなり落ち込んでいる時の筆圧がかなり強い。
忙しかった時に必死でメモをとった部分の字が自分でも読めないくらい汚い。
懐かしい。
アラサーと言えど、これからまだまだ教師人生は長い。このようなノートをたくさん作っていくのがこれから楽しみだ。
あ、あのときのファイルに辞令書はさまってたーーーーー!!