アラサーだってさー

教育関係のお仕事をしているアラサーだってさー

常勤講師一年目でしっとけばよかったこと

正採用でない講師だとしても、むしろ講師だからこそ何の事前講習もなく教育現場にセンセーとして4月の初めから勤務することになります。

 

正採用なら新任研修っていうのが週一回ほどのペースであるらしいのですが、講師の場合はそれさえもありません。まさに現場で力を身に着けていくわけですが、まわりの先生も結構忙しいわけで、親切に教えてくれるわけではありません。

 

自分もかなり失敗してきたので少しでも誰かの役に立つようまとめておきたいと思います。もちろん学校や地域によってマイナールールが多いのが実際ですが注意してるかしていないかでだいぶ違うと思います。

 

一番しとくべきだったと思うことは

どんな小さなことでもメモしておく、仕事ノートを作っておくべきだった。

とにかく小さい雑務が多く、それらに飲まれてしまいます。必死でやっていてもやり残しがあったり、一度やったことでもすぐ忘れてしまうのでメモを必ず残しましょう。センセーでなくてもそうだと思いますが、同じことを2度聞くとかなりいやな顔をされます。

さらにそれだけでなく、センセーは1人で40人の面倒を見ています。残念ながら一人ひとりの一つ一つまで覚えられません。ただ、生徒というのはセンセーは超人で間違えてはいけないと考えています。少しでも間違えたり、勘違いがあると(自分の怠惰はおいといて)鬼の首を取ったように喜びます。すこし書き方がおおげさになってしまいましたが感覚的にはそのような感じです。

さらに生徒との間に問題が起こったときは、この時に言った言わない、渡した渡さない、連絡した連絡していない、などがかなり追及されることになります。

ここで日頃小さなことをノートに取っておくとかなり自信をもって発言できます。

 

また、なにも起こらないとしても、その時には見えなかったことが すこし時間をおいて冷静になった時そのノートを振り返ると見えてくることがあります。

さらに成果が見えにくい教育という仕事ですが、ノートが溜まると達成感があってまた頑張ろうという気持ちがわきます。

はじめはどんなしょうもないことでもいいです。こんな雑談をしたとか、授業3分オーバーしてしまったとかでいいと思います。

とにかく、ノートをつけていくことがおすすめで、自分ももう何十冊も貯めています。

 

 

修学旅行の服装はスーツだった。

生徒は修学旅行の場合、私服だったり、制服だったりいろいろですが、先生はつねにスーツが基本でした。 修学旅行は私服という生徒の時の感覚で集合場所に行くと、担任・副担任でチームを組んでいるベテランの先生にびっくりされました。

 

こういうのって、ベテランの先生たちにとっては当たり前すぎて、事前打ち合わせとかで行ってくれないんですよね。

別にスーツでなかったからと言って怒られたわけではないけれど、こういうこと細かい人もいるので事前に誰かにこっそり聞いておくのがベターかと

 

 

飲み会の次の日は「昨日はありがとうございました。」っていう。

これはなんかみんな言います。 次の日の職員室ではそこかしこでこの言葉が交わされています。 

これを聞いたときはなんか違和感ありまくったんですが、これがスタンダードみたいです。

 

 

3年生の2学期期末のテストでは基本的に欠点者は出さないようにする。

これは進学校に行った時の暗黙の了解みたいなものでしたが、生徒によっては受験する進路によって学校で授業を受けているが、受験では使わない科目などが出てきます。

そうなると生徒も受験でつかう科目のほうに力が入り、使わないほ

うはほぼ勉強を投げてえらい点数を取ります。(ベテランの先生の場合、このことを知っていて、3年の最後のテストはすごい簡単にしておく。)

 

で、普通欠点を取ってしまうと補習なりが追加で行われますが、受験に使わない科目を受験前に補習させるのはかわいそうという配慮からこのような暗黙の了解のようなものができたのではないでしょうか。

 

もちろん、しっかり厳しく欠点をつけ、補習している人もいますが、大体のセンセーはそれを回避していたように思います。

 

 

 

もっともっとあるので思い出すたびに追加していこうと思います。

 

 

 

もっとあったはずだけど意外に5年も講師していると、それに慣れてしまって当たり前になってしまうんだなー こわいこわい

 

 

 

 

池上彰の「日本の教育」がよくわかる本 (PHP文庫)

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